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開催日時:
令和6年7月17日(水) 14:00 ~ 16:00
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参加者:
(オンライン参加)51名 (会場参加)26名
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場所:
兵庫県中央労働センター 1階 小ホール
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講師:
近藤 絢子 東京大学社会科学研究所 比較現代経済部門 教授 (東京からのリモート講演)
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略歴:
<経 歴>
東京大学経済学部卒 2009年にコロンビア大学で博士号取得後、大阪大学社会経済研究所講師、法政大学経済学部准教授、横浜国立大学国際社会科学研究院准教授を経て、2016年から東京大学社会科学研究所准教授 2020年から現職
<専門分野>
労働経済学、公共経済学
<共著・論文>
「世の中を知る、考える、変えていく」(有斐閣)、「パンデミックと社会科学—ポストコロナから見えてくるもの」(勁草書房)、「高齢者や既婚女性の労働供給への制度の影響」(日本労働研究雑誌)、「『年収の壁』問題の視点」(KINZAI Financial Plan) 他多数
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講演会内容
年収が一定額を超えると税や社会保険の負担が増すいわゆる「年収の壁」ついて、労働経済学の視点からデータ検証に基づきご講演いただきました。 まず、日本では既婚女性に就労調整の傾向が強く、実際の大きな壁とは異なる103万円以下に年収を調整する人が多いことを指摘、その原因について分析されました。 また、就労調整と人材不足の関係についても示され、労働者、雇用者双方の興味を引きつける内容となりました。 質疑にも丁寧に回答され、参加者からは今後もデータの推移を見たいという声が上がっていました。