当館において、原資料と呼ばれる資料の1つで、当時のままの状態で保存されている大変貴重な資料です。
旧兵庫県立労働経済研究所は、今津菊松氏の労働運動に関する大変貴重な資料を多く保存していました。
昭和39年3月に今津氏から研究所に寄贈されたものです。
当館において、原資料と呼ばれる資料の1つで、当時のままの状態で保存されている大変貴重な資料です。
旧兵庫県立労働経済研究所は、今津菊松氏の労働運動に関する大変貴重な資料を多く保存していました。
昭和39年3月に今津氏から研究所に寄贈されたものです。
日本労働総同盟兵庫連合会会長(昭和5年)、全国繊維産業労働組合同盟兵庫県連合会会長(昭和21年)、全日本労働総同盟兵庫地方同盟副会長(昭和39年)等、労働組合関係の重要な役職につかれるとともに、兵庫県地方労働委員会労働者委員としても活躍された。資料目録は下記のとおりである。
(兵庫県労働運動史資料第4号 昭和41年3月刊行)
全国繊維産業労働組合同盟、日本労働組合総同盟、生活協同組合、全日本労働組合会議、日本社会党関係資料
(兵庫県労働運動史資料第6号 昭和48年3月刊行)
全国繊維産業労働組合同盟、全日本労働組合会議、民社社会党関係資料
(兵庫県労働運動史資料第7号 昭和49年12月刊行)
機関紙(誌)、神戸灘生活協同組合、阪神労働信用組合、海外視察関係
当館において、原資料と呼ばれる資料の1つで、当時のままの状態で保存されている大変貴重な資料です。
古家氏も文献や資料は克明に保存したり、早くから郷里に送られたり、資料の重要性には早くから心を砕いておられ、官憲の弾圧や戦災からも逃れることとなったエピソードが目録の序文に書かれています。
(以下、序文抜粋)
『本県においても労働運動史編纂の計画が立てられ、県会の決議によって運動史編纂のために昨年、今年を通じて約百万の予算が計上され、第一着に資料の整備に着手することとなった。そして僕の苦心して蒐集し保管した資料が幾分の役割を果たし得ることになった。
-中略-
この資料が幾分でもお役に立つならば、素志の一端は報いられるわけである。』
昭和32年10月1日 古家実三
「兵庫県労働運動史資料 第2号 古家実三氏所蔵労働運動史資料目録」序文より抜粋
古書の目録販売を営み、大正10年神戸にて白雲堂書店を開業。同書店は戦前長く神戸の左翼運動の1つの核となる。大正12年兵庫県青年党に入党。大正14年兵庫会の神戸サラリーマン・ユニオンの結成に参加し、のち委員長。翌年労働農民党神戸支部を結成、のち同党兵庫県連合会委員長となる。’29年新労農党神戸支部を結成して常任となる。
(「日本社会運動人名辞典」青木書店発行 参考)
資料目録は下記の通りである。
(兵庫県労働運動史資料第2号 昭和32年10月刊行)